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WCCFのお話

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先週の頭に鑑賞してきました。
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『ウインストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

 私が好きな戦記物、第2次世界大戦時の連合国の1国イギリスの首相ウイストン・チャーチルの戦時政権下での徹底抗戦の意思決定を英断した経緯の物語、政治家であり1軍人でもありノーベル文学賞を受賞する文学者でもあるチャーチルをゲイリー・オールドマンが演じアカデミー主演男優賞し、そのメイクアップを担当した辻一弘氏がメイクアップヘアスタイリング賞を受賞した事も有名です。

予備知識
 第2次世界大戦初期ヒトラー率いるナチスドイツの電撃戦による急速な侵略でベルーギー、オランダと次々と侵略され西ヨーロッパのである壁マジノ線を突破しイギリスの盟主国フランスに迫っていた。当時ウイストンチャーチルは海軍大臣のガリポリ上陸戦の惨敗や財務大臣時イギリス貿易力弱体化金本位制復帰失敗等の失策から権威が弱い
一国会議員であった。

イタリアに対し宥和政策をとったチェバレン首相はその失策により辞任し、新たに成立した保守党と労働党による挙国一致内閣の首相として就任したのは主戦派のウイストン・チャーチルであった。しかし、それは有事の際の貧乏くじのような人事で、国王ジョージ6世のチャーチルを迎える立場も冷たいものであった。
あくまでもナチス・ドイツらへの徹底した抵抗を訴えるチャーチルだが、チェンバレンと外務大臣ハリファックス伯爵を中心とする保守党は、ヒトラー率いるナチス・ドイツの危機に対して講和の道を探り、チャーチルと対抗する。ついにはフランスがナチス・ドイツに敗北する事態になり、ヨーロッパ大陸に展開するイギリス軍も全滅の危機(ダンケルクの戦い)を迎える。更には講和の道を探るか、さもなくば大臣を辞任するというハリファックス伯爵とチェンバレンが要求する事態になり、チャーチルは選択を迫られる、ここにきてジョージ6世の「国民の声を聞きに行くと言い」とアドバイスを受け国会に向かう途中で地下鉄に乗換そこで老若男女様々な職種国民の民意を聞き、不信任案を突きつけようとする政敵や野党の待つ国会で彼の意思と決断を演説する。

開幕から作品のメインとなる国会の討論会から始まりネビル・チェバレン首相の不信任が決まるシーンで始まる。既に隠居した偏屈な頑固者の様なチャーチル、チェバレンが評するに朝にスコッチウィスキーを飲み昼にワイン夜にブランデーを飲みまるでアルコールが燃料の自動車で妄想家100の案を出すが96は危険な案な型破りな政治家。外様的な首相を自身が重々承知しながらイギリスを世界を守るため一平卒の兵士のように精力的に活動し時には政敵を大声で威嚇し自らの主張を押し通す。本来なら味方になってくれるはずの国王ジョージ6世も、ジョージ5世の結婚を推した隔たり(英国王のスピーチ)で懐疑的で助力を終盤までえられず、徹底抗戦か人命尊重で講和の間で葛藤し悩むシーンも多く一人の人間味も見て取れた。また彼を支えたクレメンティーンとの老夫妻のやりとりもみどころ。チャーチルが時折見せるユーモアラスな台詞や仕草も非常に人間臭くて良かったです。

・演者別個人的感想(特に気に留めた役のみ)


・ウインストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)
「レオン」の悪徳警官役、「フィフスエレメント」の武器商人「シドアンドナンシー」のシドビシャス役など、尖がった役が印象的なイングランド人俳優、今回の我が強く徹底抗戦を主張し力強い台詞や最後の長演説は臨場感ありグッときます。また時より見せるユーモアでおちゃらけるシーンも彼ならではの良さまさにピッタリの配役。辻氏のメイクアップも細身で壮年のオールドマンを66歳ぐらいのイギリス紳士に見事に変身させてます。
・クレメンティーン・チャーチル(クリスティン・スコット・トマース)
 孤軍奮闘するチャーチルを時には諌め、時に支える良妻賢母役を上手く演じてました特に老いても夫を愛するレディな部分が良く。作品のジャンル上ヒロインが必要ではないのですが、その部分を上手く補填してました。
・リリー・ジェームズ(エリザベス・ネル)
 チャーチルの下に新たに着いたタイピスト、傲慢なチャーチルの仕事に対する要求に耐え、戦地に行った恋人を思い内地で奮戦する女性国民以外に良いキャスティング
・ジョージ6世(ベン・メンデルソーン)
 ジョージ5世(兄)の結婚で皇族を離れ、継承したくない王位を継承したためその結婚を推したチャーチルと蟠りを持ち当初彼の手腕に懐疑的だった。物静かで貴族的な雰囲気が特徴的で終盤冷静にチャーチルに民意を直接問うこと説くシーンが印象的。

全体的に久久にオールドマンを十分見た感が強い印象でした。

 最後にチャーチルの名言
『成功は決定的でなく、失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気だ』
の一小節で締めるのも、言葉の魔術師の彼を題材にした作品の良い演出で刺さりました。政敵のファリファックス公爵の最後の台詞も良かったです。

総評5点満点中(4,3)
 お勧めします。特に関連する「英国王のスピーチ」「ダンケルク」を見た方ならさらに1作品0.1ずつ加点この作品をさらに楽しめます。

是非続編で「ヤルタ会談」も作って欲しいです。
耳に残る台詞は I wish never never Surrender!





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by rainman24 | 2018-04-24 18:38 | 映画・音楽 | Comments(0)