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WCCFのお話

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WCCFをメインにサッカー・ゲーム・アニメを~(主な活動拠点は千葉市内&幕張近辺)    ロゴ:

ダンケルク

久々に映画観て来ました。
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クリストファー・ノーラン監督・脚本の『ダンケルク』と言う戦争映画です。
 「ダンケルク」とはフランスの地名で第二次世界大戦初期におけるこの地で実施された連合軍の撤退作戦『ダイナモ作戦』(後述詳細)のことを指します。

 当初CMを観た時撤退戦を取り上げるのは珍しいなそれも監督・脚本は「ダークナイト」「インセプション」の独特な雰囲気と演出を持つ才気あるクリストファー・ノーランなので一目でその気になりました。しかもこダンケルク撤退戦は私が知ってる戦役の一つだったことも背中押しました。

※先ずその「ダイナモ作戦」についてどんな物であったかを一つ。
 機甲部隊と航空支援の高機動力を活かしたナチスドイツが電撃戦で占領地を拡大していった中でフランス国土でも連合国軍(英、仏、蘭、ベルギー、カナダ)の包囲網を狭めていきフランスの地方港街に追い詰めた。イギリスの首相チャーチルと軍司令官ラムゼイはフランス側(ダンケルク)からイギリス側(ドーバー)までドーバー海峡を渡り兵士約40万人を撤退させる作戦が決断された。駆逐艦、救命船はおろか民間の貨物船や漁船、遊覧船まで徴用しこの任務に充てた最大の大撤退戦である。


 英国陸軍にである二等兵の主人公兵士(フィン・ホワイトヘッド)は自分の分隊を殲滅され武器も失いダンケルク作戦中の海岸線に辿り着く、そこは避難船に並ぶ連合軍兵士の多数の列と遅々と進まない避難活動の中で兵士は友軍を埋葬する無口な二等兵士ギブソンと出会いそれから行動を共にする。
 一方、ダイナモ作戦による民間船徴用で自身の持つ小型船の徴用の命を国より受けた民間人のドーソン(マーク・ライランス)は息子のピーターとピーターの友達であるジョージと共に英国兵士たちを母国に運ぶため、イギリスからダンケルクに向けて出港する。
また英国空軍のパイロットであるファリアとコリンズはスーパーマリン スピットファイア戦闘機を駆り、ダンケルクでの撤退行動を阻害するドイツ空軍への阻止攻撃に赴く。
 

当初 同じジャンルの戦争物「プライベートライアン」や個や部隊を題材にした「アメリカンスナイパー」また防衛戦の「スターリングラード」「アラモ」等攻略戦ならストーリーも構築も簡単そうだが撤退戦の映画はあまり聞いたことがないのでどんな物が出来るか懐疑的でしたが、それぞれ物語の軸を①イギリス兵一派(ダンケルクから逃げたいサイド)、②民間徴用された遊覧船で救出に向かうドーソン一派、③撤退を阻止するドイツ軍の爆撃機を迎撃するイギリス空軍の支援サイドの3つの軸が微妙に時間をずらしながらザッピングして進行し、全編通して固唾をのみ登場人物の一挙手一投足を見逃せませんでした。音響演出なのか常に心音に近い脈動重低音が微かに後ろに流れケツ(砂浜後ろの市街地)には追っ手が迫っている緊張感が感じられ

 沖合の駆逐艦が味方の戦闘機の活躍で敵の爆撃から一時的に難を逃れ浜の兵士たちが歓喜し希望の表情を見せる中ドイツのたった1機の戦闘機メッサーシュミットが遠くから見えたときの絶望感といったら^^

 個人的にはイギリス将校が沖合を双眼鏡で見て民間徴用された選手にイギリス国旗をたなびかせた小型船の集団を見た「故国が見える。」が良い台詞でした(ガルパンの聖グロBGM『ブリティッシュ・グレナディアーズ』を)思い浮かべました。

イギリス空軍は何故不時着水を選んだのかやとにかくイギリスは紅茶押し等細かい拘りもありそうです。

 マイナス点としては
 この作品では両陣営の枢軸指令が登場せず兵士、群救出に携わる者、それを妨害する兵器と人間関係や国家間の利害が無く戦争のドロドロした負の部分が表現が緩やかです。

 物語導入でどういう経緯でこの状態になったかの細かい説明が無いので前知識の有無で面白味が増減するのと、劇中ずっと興奮して戦場を見てきたのに一気にトーンダウンして浄化の要素が少ない淡白な消化不良感を覚えるラストが挙げられます。

〇個人的演者感想
・イギリス二等兵(主人公?):フィン・ホワイトヘッド
 無口で謎のある友軍兵士を気に掛ける兵士イギリス人らしい誠実さと生存欲両面が良く出てた
・ドーソン:マークライ・ランス
 退役軍事で遊覧船のオーナー途中拾う謎の英国人兵士に対す対応や所作が紳士、良いキャスティング
・ファリア(イギリス空軍ラピッドファイアパイロット):トム・ハーディ
 ノーラン監督に常連「インセプション」や「ダークナイト」?最近だと「マッドマックス」に出ていたタイフガイ
 彼が取った不時着水や最後に取った行動が男らしくとてもあっていた。

総評(5点満点中)4,3お勧めできます。事前に多少勉強すれば4,5
 やはり導入とラスト・・・以外に短い上映と感じたのでもう少し付け足せたかも

 FPSゲームのCall of Dutyとか雰囲気似てます。「音楽担当は同じハンス・ジマー」
 
by rainman24 | 2017-09-25 14:56 | 映画・音楽 | Comments(0)