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WCCFのお話

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WCCFをメインにサッカー・ゲーム・アニメを~(主な活動拠点は千葉市内&幕張近辺)    ロゴ:

2016年 12月 27日 ( 1 )

今年の締めの一本に観て来ました
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『海賊と呼ばれた男』
  永遠の0等の著者である百田尚樹による歴史ノンフィクション経済小説で本屋大賞作品の映画化で出光興産創業者の出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程がメインに描かれている。監督は永遠の0と同じ山崎貴

大筋
 終戦直後の日本、東京を初めとする主要都市は空襲により瓦礫だらけの焼け野原となり、国内外の資産も没収され莫大な賠償金が課せられようとしていた、国が失意覆われていた日本、そんな中に戦前戦中から石油商品を取り扱っていた国岡商店の店主(社長)国岡鐡造(岡田准一)もいた、からくも東京にある本社は空襲の難から逃れていたが、鐡造は残った店員(社員)を集め毅然と「愚痴をやめよ、愚痴は泣きごとである。亡国の声である」「日本には三千年の歴史がある。戦争に負けたからと言って、大国民の誇りを失ってはならない。すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、この国は必ずや再び立ち上がる日が来る」と訓示を述べ。「馘首」(リストラ)は絶対しないと確約をし日本の復興に向かって建設を始めた。
 国岡商店は戦前中に破天荒な販売路で拡大していたため国内外の石油他社に睨まれ、劣勢、阻害され続けられてきたが、鐡造は様々な事業や自社所有のタンカーの建造などで確約を守りここでも常に戦っていた。
 そんな中石油外資の包囲網が狭まってきて遂に戦後最大の産油国イランに自社タンカー日章丸で買い付けに行く決断を下したが、イランは当時第二位海軍力を誇るイギリスの支配下にあった果たして日章丸と言う刀はイギリス艦隊の包囲網を切裂いて日本の将来を持ち帰ってこられるのか?

 この原作のタイトルに首根っこをつかまれ上下巻を一気に購入し、読了が上映中に間に合うか心配しながら呼んでましたが10日で終わり。劇場版に参戦。

 いきなり漆黒の闇にB29の腹から焼夷弾が東京に投下される東京大空襲を遠くの山から見る鐡造のカットが始まり度肝をぬかれました。
 物語の進行は基本は戦後の時間軸がメインで進み、時折、鐡造の回想で独立間もない経由を販売時代や、満州乗り込んだ時代などが交互に差し込まれます。作品中ここは外せないと言う盛り上がりのシーンやカットは演出演技の質が高く熱くなります。また作中には無いアドリブや雰囲気作りなどで大分途上人物の色が付いて面白かったです。

VFXや町並みなどはALLWAYSも制作した山崎監督ならではふんだんに使用されそれらがマッチしてました

 一方流石に900Pの原作を150分近くにまとめるだけごっそり削られたところが多かったのが残念でした。鐡造の博多にいる時代はいいとして、彼の心の師である木田章太郎(近藤正臣)との係わり合い等は外せない要素なのに最初の経済的支援のシーンだけでは・・

 また個人的には原作では鐡造は日本の将来の引いては世界の消費者のことを考え既得権益と戦ってきたのにそれらはあんまり無かったのが残念。

〇演者感想

・国岡鐡造(岡田准一)
 自らの強い信念を曲げず常に強者に戦い続けるまさに鉄の男、反面店員には家族のような暖かさを見せる店主、都合20代60代70代を一人でこなしそれぞれ所作や声のトーンを変えていたので凄いと思った。ベストキャスティング
・東雲忠司(吉岡秀隆)
 南方から復員店員のリーダー国岡商店の忠誠心や劇場版の追加要素戦争の傷を爆発させる所はベテランの巧さをだしてます。そこそこグットキャスティング
・長谷部善雄(染谷将太)
 南方から復員店員で国岡商店創設初期次期の古参店員で、明るく調子物でムードメイカー、この作品助演ベストキャスティング
・武智公甲太郎(鈴木亮平)
 元陸軍中野学校教官で鐡造の人柄を慕い入店した店員で情報戦のエキスパート 雰囲気佇まいが切れ者って感じで良くあっていたと思います。
・盛田辰郎(堤真一)
 イランのアバダンに石油を買い付けに行く日章丸の船長 清廉潔白で海の男感がピッタリだと思っていましたが船長がらみも大きくカットされたのが残念。
・国岡ユキ(綾瀬はるか)
 鐡造の妻、古式奥ゆかしく夫に尽くす日本人奥さんで無難なキャスティングでしたが、この作品ではあんまり存在意義が?なので微妙
・鳥川卓巳(国村隼)
 日本の石油統括組織の長今回の敵役の一翼、憎たらしさがよくでた。


 光度経済成長の下地を作った男たちの物語、鐡造は自分たちの家族(店員)を守り長期的な展望を視野に入れて事業を起こす。短期と長期矛盾する二つを成立するには折衝がつきものでそれを自らの信念で貫きやり遂げた先に世界トップクラス経済大国日本の建設があった。
 
総評(5点満点中)4,8万人にお勧め
 年末の締めに、年始に、またこれから独立企業、管理職の方に見て貰いたい。
そして「いっちょやってやろうないか!」と叫ぶべし
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by rainman24 | 2016-12-27 15:21 | 映画・音楽 | Comments(0)